お母さん必見!子供への注意の仕方【注意に怒りの感情は乗せない】

スポンサーリンク

子育てで悩むポイントの一つに注意の仕方があると思います。親の言う事を聞かない、他人が嫌がる行動を取る等は2~3歳児の子どもによく見られます。親から見るとまったく理解できないレベルの行動を取ってくる子どもにダメだと分かっていても腹が立ちますよね。

我が家にも現在2歳半でイヤイヤ期真っただ中の息子がいます。私の妻なんて強烈に怒っていますw

そんな私ですが、アドラー心理学のベストセラー本「嫌われる勇気」を読んで、注意する目的を考えるようになりました。すると注意の際に怒りと伝えたいことを分離することがかなり出来るようになりました。

この記事を読んでもらって、我が家の実例を踏まえながら簡単に注意の仕方を解説します。きっと子供への注意の仕方が変わるはずです。

スポンサーリンク

注意に怒りの感情を乗せるのは手っ取り早く屈服させたいから

これは子ども相手だけでなく大人にも通ずることですが、今回はあえて子どもへの注意という視点で説明します。

子どもへの注意に怒りの感情を乗せるのは「手っ取り早く相手を屈服させたいから」という考え方ができます。その理由はこうです。

人間の感情にもすべて「目的がある」

どういうことかというと、【ある目的を達成したいという気持ちがあって、その目的を達成する為に「怒る」という感情を作りだしている】ということ。大体子どもを怒る時って相手を簡単に屈服させたいとか、自分の指示に従わせたいとかっていう目的が根底にありませんか?

要するに自分の目的を達成する為に簡単な方法として「怒り」という感情を発生させているのです。

少しこの考え方が分かりにくい人もいるかもしれませんが、アドラー心理学では現在の自分の行動は過去に原因があって行っている行為ではなく、未来にある目的の遂行の為に行っていると考えるのです。

アドラー心理学の目的論

アドラー心理学は【目的論】を提唱しています。その対照となるのがフロイトやユングが提唱する【原因論】です。

【原因論】は「感情や行動は過去の原因から生み出される」

例:両親の虐待がトラウマとなり引きこもりになっている

【目的論】は「すべての感情や行動はある目的を達成する為に生み出される」

例:今の居心地が良く、変わりたくないから引きこもりを選択している

と提唱しています。

過去が現在を既定すると考える原因論と現在は過去に既定されないとする目的論。確かに世の中は原因論派の人が多いでしょう。しかし、アドラーはこう言います。

「あまねく人の現在が過去の出来事によって既定されるのであれば、両親から虐待を受けて育った人は全員が引きこもりになっていないとつじつまが合わない」


人は感情にあらがうことができないのか?

「喫茶店で新しい服にウエイターにコーヒーをかけられたから我を忘れて大声で怒鳴りつけた」

この状況で何故大声で怒鳴りつけたと考えますか?

【原因論】

新しい服を汚されて、ついカッとなり怒りの感情に突き動かされて怒鳴ってしまった。

【目的論】

大声を出すために怒った。大声を出すことでウエイターを屈服させ、自分の言うことを聞かせたかった。その為に怒りの感情を捏造した。

言葉で説明する手順を面倒に感じ、無抵抗な相手をより安直な手段で屈服させようとした。その道具として怒りの感情を使った。

怒りは出し入れ可能な道具である?

こんな話があります

ある娘と母が口論になっていた。そこに電話がかかってきた。

「もしもし?」母があわてて取った電話の声はまだ怒りの感情がこもっていた。ところが電話の主が娘が通っている学校の担任の教師だった。そうと気付いた途端、母親の声色は丁寧なものに変化した。そのまま余所行きの声で5分ほど会話を交わし、電話を切った。と同時に再び血相を変えて娘に怒鳴り始めた。

要するに怒りとは道具なのです。電話がかかってくれば瞬時に引っ込めることもできるし、電話を切れば再び持ち出すこともできる。

この母親は怒りを抑えきれずに怒鳴っているのではない。ただ大声で娘を威圧する為、それによって自分の主張を押し通すために怒りの感情を使っている。

怒りは目的を達成する為の手段なのです。

子どもを怒るあなたの本当の目的は何か?

これまで述べたアドラー心理学でいう【目的論】で子どもを怒るあなたの目的を考えてみましょう。

【怒鳴りつけてしまう場合】

手っ取り早く、子どもに意見を押し通そうとする目的が心の底にありませんか?子ども失敗やいたずらに対して本当はその行為が何故だめなのか?を理解してもらわないとまた繰り返すことが分かっているはずなのに。

何度も同じことを繰り返す子どもに対して、何度も同じ説明を繰り返すことを面倒に感じて。

怒りの感情は子どもにも伝わります。そして怒りで注意された子どもは「親に怒られるのが嫌でそのいたずらや失敗行動をしないようになります」果たしてその理解のされ方で子どもは怒ってくる親がいない所で同じいたずらや失敗行動をしないと思いますか?

答えは「NO」でしょう。

本当に相手に今後同じ行動をしてもらいたくないと考えるならば何度でもどうしてその行動がだめなのかを人生の先輩である親が経験から説明するべきです。

子どものわがままを理解する

ここまでアドラー心理学の考え方をもとに怒りの感情について説明をしました。怒りとは出し入れ可能な道具であり、また相手により簡単に意見を押し通す目的として使っている。

しかし、実際は怒りの感情を込めたいような親が理解しがたい行動を子どもが取ってしまうことも事実です。そんな場合はどうして子どもがそのような行動を取ってしまうのかを発達学的に理解してあげることも重要です。

 感情のコントロールは脳の前頭葉の役割で子どもは未熟です

感情を司るのは「 扁桃体 」と呼ばれる部分です。怒りや悲しみは扁桃体から作り出されます。そしてこの扁桃体の働きを抑えるのが「前頭葉」です。

赤ちゃんは前頭葉が特に未熟で産まれてきます。これを 「生理学的早産」と言います。

人間はこれ以上大きくなってしまうと脳が傷がつかずに産道を通れなくなるために脳が未熟な段階で出生する道を選んだ。

といわれています。つまり人間は、感情を抑える働きを持つ前頭葉が未発達の小さい段階で産まれてこなければならなくなったということです。

だから子供は言うことを「聞かない」と自分で選んでいるというよりは「聞けない」んです。そしてこの前頭葉は25歳で成熟すると言われています。要するに小さな子供なんてまだ前頭葉は未熟なんです。そりゃ感情を抑えられませんよね?

こういった脳機能的、発達的にも未熟である為に取ってします行動であると理解してあげることも重要です。

相手(子ども)の挑発に乗らない

子供は大人が理解できないような行動をとるものです。怒ったり、不満を感じた子供がものを投げたり、人を叩いたりすることってありますよね?そのようなシーンは小さい子を持つ親として悩みの代表だと思います。

なぜ子どもはいたずらや困った行動を取るのか?

子供のいたずらは相手(親)を困らせよう・自分に注目を集めようとする目的があって行っている行為と考えられます。その子供の行為に対して親が怒りの反応や過剰な保護反応を見せると子供の思うツボです。

子供は不満や不安に対して表現や処理をする手段が大人に比べて少ないのです。その為に、自分は困っているんだ、不安や不満を感じているんだという表現の為に親の注目を集めようとしたり、困らせようとしてきます。

ただ何も考えずにいたずらをしているわけではないです。だからその間違った表現方法に対して大人は反応を示してはいけません。

「その表現方法には反応しないよ」ということを理解してもらうのです。親が子どものいたずらや困らせる行動に怒った反応をすると、子どもの目的は達成されたことを覚えて再び同じ状況で繰り返すようになります。

怒りの感情を出さずに説得する、もしくは反応しないようにして相手の挑発に乗らないようにするのです。

まとめ

・相手の行動はただ感情に突き動かされているされているのではなく、その先の目的がある

・注意する時に怒りの感情を乗せるのは簡単に相手を屈服させたいから

・怒りの感情は出し入れ可能な道具であり、コントロールできるもの(成人)

・子どもの脳は感情を抑える部分が未発達である

・挑発に乗ってしまうと相手の思うツボ

・自分の行動を原因論ではなく目的論的に考える

これらを踏まえ、相手の行動の意図を理解し接するように心ががけると子どもに対して怒る回数も減ってくると思います。怒る回数が減れば自然と子育てのストレスも軽減されていくと思います。

今回の考え方は大人相手でも通ずるところがありますので是非応用してみて下さい。そして「嫌われる勇気」一度読んでみることをおススメします。今の自分にない視点が確実に増えますよ。


あわせて読みたい↓

子供は何故、親の言うことを聞かないのか?「聞かない」のではなく、「聞けない」のです。その理由を理学療法士の視点で説明します。
どうも、ぎゃんかめです。現在2歳半の子供を持っており「なぜ子供は親のいうことを聞かないのか?」という場面によく出くわします。 親も自分が理解できない子供の訴えがストレスの原因になってしまいます。この記事を読んで、理解してもらいたい...
雑記
スポンサーリンク
シェアする
gyankameをフォローする
人生理学療法士だけじゃない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました