10年以上勤めて感じた医療職(理学療法士)になって良かったこと3選と、良くなかったこと2選。

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どうもぎゃんかめです。私が理学療法士になって10年以上が経過しました。

これから理学療法士を目指している人や、なったばかりの新人さんに早くから知っておいても損しないように記事にしました。早めに知っておくと良いことも悪いことも対策の立てようがあります。

そんな私が医療職(理学療法士)になって良かったと感じたことを3選、他の職業が良かったな~(良くなかった)と感じたことを2選挙げたいと思います。

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良かったこと3選

それでは良かったことから3選いきます!

①国家資格であること(転職と信用)

ご存知だとは思いますが、理学療法士は国家資格です。それにより転職が容易になります。ここでの転職とは職業を変える転職ではなく、職場移動のことを指します。

人生で職場を変えたくなるタイミングは多くあります。例えば、「収入に悩んだ時」「結婚」「人間関係をリセット」など様々です。そんな時に国家資格を持っていることにより容易に他県であろうと移動が可能になるのです。違う職場に移動しても経験は引き継がれる為、イチからのやり直しというようなことにはなりません。

もう一つ国家資格である強みは「信用」です。これも私が実際に住宅ローンを組みに行った先でのこと。ローン会社が私の職業を聞いてきた時に教えてくれたのは借り手のこちらの属性判断。

資格で判断される時に国家資格は有利に働くそうです。借り手の職場が破綻しても次に就職先が見つかりやすいからという理由だそうです。

後は国家資格というより「資格」を活かした職業であること。私が住宅ローンを組みに行った時は職場を変えて2年くらいの時でした。一般に住宅ローンを組む時は3年は同じ職場で働いていないと、、、なんて聞いたことがありますが、国家資格を活かした同じ職業なので、「トータル経験で考慮します。」と言ってもらいました。

②福利厚生

これは理学療法士に限ったことではなく病院等に携わるもの全員で、また病院やクリニック勤務、または同法人内勤務であることや職場にもよりますが、福利厚生にお得感あります。

一般的に医療費の自己負担は3割負担です。しかし、自分の職場での診察に関しては半額の1割5分や全額を職場が負担してくれるところもあります。職場にもよりますが、その対象は自分だけのところから3親等(父母、祖父母)までみてくれるところもあります。

まあ病気しない人には無益かもしれませんが、私は非常に助かっています。院内処方であれば薬まで負担してもらえます。

例えば市販もされているロキソニンなどは1か月分が数百円で手に入ります。市販だとかなり高額ですからねぇ。特にMRIやCTを使った検査がある場合には医療費もかなり高額になりますので半額~全額負担軽減はかなりお得です。

また、おまけで勤務時間中に受診ができます。(できない職場もあるでしょうが…)これはかなり助かります。仕事が忙しい人は体調が崩れても中々病院受診に行く時間が無い人も多いのではないでしょうか?

それが病院で勤務していると、業務中に受診が可能なところもあり、しかも座って順番待ちすることもなく内線で順番を教えてくれます。しかも会計も同様で後払いができるので待つこともありません。

これは総合病院など診療科目が多いところで働けば大半の病気は自分の職場で済むので、より助かることとなります。

カオス
カオス

おおー得だねー。

カオス
カオス

このカオスな私に効く薬ありますかね?

gyankame
gyankame

ありません。

③医療&介護の知識が身に付き日常生活に活かせる

理学療法士として働きながら、医療や介護に携わっていると当然ながら、自然と薬の情報や病気のこと、また介護の仕組みなどが分かるようになります。若いうちは介護が日常生活に関わることは少ないと思います。

しかし、医療に関しては普段の風邪や諸症状で病院に診察に行ったり、薬を処方してもらったりで関わることがあります。そうした時に診察するドクターの問診の仕方や出す薬の種類である程度は「ちゃんと診てくれる先生だなー。」くらいは分かるようになります。

他にも「~の病気は~病院の~先生が良い。」など医療職同士の繋がりで分かるようになります。皆さんにも知っておいてもらいたいのは、病院の看板やホームページに診療科目が載っていますよね?あれ全然信用できません。呼吸器しか知らないドクターが内科、消化器、循環器、整形外科などをまとめて診ているところもあります。

私も理学療法士として勤務しながらドクターに骨折の画像診断を相談されたこともあります。

カオス
カオス

マジで?それやべー。カオスじゃねーか。

gyankame
gyankame

残念ですが、地方の病院あるある。

なので、どの病気にはどこの病院の先生が良いという情報は大事なんです。

次に介護の知識。これは若いうちは特に関係ありませんが、徐々に自分の祖父母や両親が介護保険の対象年齢になってくるにつれて大事な知識になります。医療職でも介護保険に携わる職場でないと身につかない知識なので、チャンスがあれば一度は仕事で経験することをお勧めします。

介護保険に関しては、私の体験で得た知識を有する利点として、自分が介護する側に回った時に上手く介護サービスを使いながら介護ストレスの軽減を図れることが最大のメリットです。

この介護サービスの存在を知らなかったり、また介護サービスに馴染みがない方は自分が見るのではなく、サービスを使うことは責任放棄のように思っている方も実際にいます。

しかし、介護サービスに関する知識があれば、自分の両親や祖父母の介護で過度なストレスを負うことは少なくなるかもしれません。

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gyankame
gyankame

一番の介護環境は見る側がストレス少なく向き合える状況。

カオス
カオス

それですな。

良くなかったこと2選

次は良くなかったこと!この職業じゃなかったかも…って思ったこと2選!

3選じゃないんかい!

①思ったより年収が少ない

別の記事でも書きましたが、医師が高給なのは当然として、平成28年度の調査で理学療法士の平均年収は406万円。新卒採用時は同年代の他の職業と比較してもそんなに少ない方ではありません。しかし、昇給が少なく、入社から10年もすれば同年代と比べてもやや少ない年収になるのではないでしょうか?

理学療法士の給料に関しての記事はこちら↓

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また夜勤がある看護師と比べても少なく、昨今いわれている介護士の10年勤続による処遇改善手当により、下手すると介護福祉士よりも少ない年収ということも現実に起こり得ます。

理学療法士の資格取得までに3年〜4年の学校へ通い、辛い臨床実習から国家資格合格までの道のりを考えても報われているとは思えません。

ましてや理学療法士やその他のリハ職も同じで、リハビリテーションにはこの病気にはこのやり方で。みたいな答えはありません。もちろん国際的なガイドラインはあり、参考にできるものは多くありますが、職場によって推奨されるやり方は異なります。

自分なりに実際の臨床から得られた経験と、論文やガイドラインを根拠として試行錯誤することは他の医療職の中でも医師並みに作業量が多いと感じます。

もちろんそれがリハ職という仕事を楽しむ醍醐味でもありますが、いかんせん収入では努力量に見合う報いは少ないのが現状です。

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理学療法士として働きながらできるおすすめの副業
理学療法士でも始められる副業があります。それはブログやYoutubeを使ったアウトプットです。・初任給は良いがそこからあまり給料が上がらない・理学療法士の勉強はしているが給料に還元されない・そもそも副業禁止の職場ば...

②独立しづらい職業

これも他の記事で扱いましたが、理学療法士という職業はその特性上、非常に独立が難しい職業となっています。これも理学療法士のみならず医療職の独立は医師以外は容易ではありません。

なぜなら医療職は医師の指示の下に業務遂行し、診療報酬を得る形がほとんどだから。

以下過去記事より抜粋。

ご存知の方も多いと思いますが理学療法士に開業権は無く、介護保険分野で起業する方法が一般的です。そして介護保険分野(デイサービスや訪問看護等)はめちゃくちゃレッドオーシャン!事業所数も年々ガンガン増えて、ガンガン潰れています。。。

国から介護保険事業として認可を受け、保険適用しながら経営するモデルは締め付けも厳しく、簡単に経営を安定させることはできません。そして上手く軌道に乗ったとしても、3年に一度ある保険制度の改定で再びピンチに立たされることも珍しくありません。

カオス
カオス

Oh my GOD…。それならば自費で貰えるように努力すっか!

gyankame
gyankame

それがね。。。

もちろん保険外サービスとして、自費で起業し、自由なスタイルで開業することは可能です。しかしそれにはリハ職ならではの弱点があるのです。

保険外で独立するリハ職(医療職)の弱点

一般的に独立する人達は、仕事に慣れ、自分の腕に自信を持ち、「これなら自分の力でお金を貰える」という感覚になってから独立するのではないでしょうか?

カオス
カオス

そりゃーそーだろー。腕も無いのに独立できないだろ。

gyankame
gyankame

静かに聞いて下さい。

理学療法士や、その他のリハ職は技術職です。つまり専門的知識を身につけて、それを活かすことで対価を貰う形になっています。

しかし、これが他の技術職と何が違うのか、それは対価が「診療報酬」であること。実際にサービスを受けた患者が支払う額は、医療保険が効いた3割が通常である。

つまり、患者から見たリハビリテーションという技術に対する対価価値は3割で支払う時の額なのだ。本来は10割の時の額が技術に対する対価価値なのだが…。

カオス
カオス

あ…つまりリハ職の技術価値は本来の3割しか評価されにくい…

gyankame
gyankame

そーです。

それなんです。だから技術を身につけても医療保険を使わない自費での独立を試みても、本来の価値の3割分しか得られにくい技術であり、生計を立てにくいのです。

よほど通常のリハビリとは違う付加価値を持った人でないと自費での独立は困難な道のりであると言えます。

さらに加えて補足すると、他の職業に目がむき出し、いざ転職するかを悩んだ時に「せっかく取得した国家資格を捨てるのか?」とブレーキがかかりやすいのもマイナスポイント。

さいごに

最後まで読んでいただきありがとうございました。

総じて私は医療職である理学療法士になった後悔はありません。医療というジャンルの知識を身につけられるのは将来的にも役に立つので長期的に考えてアリな職業だと思います。

しかしながら医療職であるがゆえのデメリットも今回解説したように確かにあります。

現在、医療職になるか迷っている方の参考に少しでもなれれば幸いです。

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人生理学療法士だけじゃない。

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