【実は以外と知らない】PT(理学療法士)・OT(作業療法士)それぞれの意味と役割の違いを解説

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PT(理学療法士)、OT(作業療法士)それぞれの意味と役割の違いを知ってますか?私は理学療法士になって10年以上が経過しますが、正直に言うと、自分が専門学校に入学した時もあまりそれぞれの違いを理解していませんでした。理学療法士は「足」!作業療法士は「手」!くらいの認識でしたw

今回、私ぎゃんかめが、これからリハビリの専門学校を目指す方に向けて簡単に分かりやすく解説します。

この記事を読むと!

・PT(理学療法士) の意味とOT(作業療法士)の意味を理解できる

・PTとOTの役割の違いを理解できる

・これからリハビリを目指すにはどちらがおすすめか分かる

これくらいを簡潔に解説します。

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PT(理学療法士)とOT(作業療法士)とは

PT(理学療法士)とは

Physical Therapist(PT)と呼ばれます。 「物理的」、「身体的」という意味の「Physical」でそれらに対するセラピストです。

「理学療法」とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺 激、マツサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう。

そして、

「理学療法士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、理学療法士の名称を用いて、医師の指示の下に、理学療法を行なうことを業とする者をいう。

参考:理学療法士及び作業療法士法(昭和四十年六月二十九日法律第百三十七号)

OT(作業療法士)とは

Occupational Therapist (OT)と呼ばれます。Occupationalは「職業の」という意味で、社会復帰のニュアンスで捉えて下さい。

「作業療法」とは、身体又は精神に障害のある者に対し、主として その応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行なわせることをいう。

そして、

「作業療法士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、作業療法士の名称を用いて、医師の指示の下に、作業療法を行なうことを業とする者をいう。

参考:理学療法士及び作業療法士法(昭和四十年六月二十九日法律第百三十七号)

PT(理学療法士)とOT(作業療法士)それぞれの役割

理学療法士の役割

理学療法士の役割は基本的動作能力の向上を手助けすることです。基本的動作能力とは、ベッドから起きる(起居)、座る、ベッドから車いすへ移る等(移乗)、 立つ、 歩く(移動)動作を指します。これら基本的動作能力が病気による症状が原因で上手くできなくなった人の手助けを運動学、解剖学、生理学、神経学等の知識を基にリハビリを行います。

理学療法士が働く場

理学療法士が働く分野は様々で、急性期、回復期、維持期、在宅、スポーツ、小児の発達障害分野など多岐に渡り、それぞれでリハビリの方法も異なります。

作業療法士の役割

OTは作業療法士法にも記載されている、応用的動作能力又は社会的適応能力の回復が主となります。「手芸や工作を行わせる」と記載がありますが、何も作業を通じて行うことばかりが作業療法ではありません。

応用的動作能力とは、理学療法士がリハビリの対象とする、基本的動作能力に対して「細かい動作」例えば「文字を書く・髪をとく・着替える」などの応用的な動作を対象としています。

そしてOTは作業療法士法にも「身体又は精神に障害のある者に対し」と記載されている「精神」の分野が精神疾患のみではなく、高次脳機能への介入のニュアンスが含まれていると思います。実際、高次脳機能障害の検査は主に作業療法士が行います。

作業療法士が働く場

理学療法士が働く場所と同様に急性期、回復期、維持期、在宅、スポーツ、小児の発達障害分野、さらにそれらに加えて、精神・神経科病院や精神保健センターなども就職先の一つとなるのが作業療法士の特徴です。

実際の現場では!

上記の理学療法士、作業療法士法では役割の違いを記載していますが実際は病院によりまちまちです。

例えば私が専門学校に入学する以前に抱いていたイメージ通り、理学療法士は「足」で作業療法士は「手」といったように簡単に分けて介入する病院もありました。(臨床実習で経験)

また、理学療法士と作業療法士の境目がほとんどなく、理学療法士でも「手」に介入したり、作業療法士でも歩く練習「足」に介入する病院もありました。

しかし、理学療法士がリハビリの対象とする基本的動作は作業療法士がリハビリの対象とする「手」や「精神面」を切り離せません。ベッドからの起き上がりにも手を使いますし、立つにも歩くにも手を使うこともあります。そしてそれら動作は脳の高次な機能で処理されるため、ある種の「精神面」が関与しています。理学療法士が基本的動作への介入を行う中で、作業療法士との関わりは必須になります。理学療法士だからといって作業療法士が行うリハビリ内容を理解しないわけにはいけません。

そして近年は急性期、特に回復期から社会復帰を意識した、一連の介入が重要になっています。その為、より理学療法士と作業療法士が連携を図り在宅復帰を目指すことが重要になってきています。

これから目指すならPT(理学療法士)?OT(作業療法士)?

一つの職場にとどまらないなら理学療法士

理由は「就職先の多さ」。これは徐々に広がってきているリハビリ専門職の就職先ですが、どの職場でもまずは理学療法士が配置されることが多いです。「理学療法士はいるが作業療法士はいない」という職場はあっても、逆の「作業療法士はいるが理学療法士はいない」という職場は少ないのが現状です。

例えばデイケア(通所リハビリテーション)の人員基準でリハビリテーションの専門職の配置が義務つけられていますが、大半は理学療法士です。

また、作業療法士がいる大きな病院でも、理学療法士が50人いれば、作業療法士は20人くらい、また今回触れていませんが言語聴覚士はさらに少なく10人以下くらいになります。小さい病院やクリニックなら理学療法士が5人くらいで作業療法士は1人くらいが普通です。

このような理由から女性で、結婚や出産を機に一度退職する可能性がある方や、最初の就職先を県外希望でいずれ辞める可能性がある方は次の職場の探しやすさで考えると理学療法士がおすすめです。

給料で考えるなら作業療法士

これは、一つの職場にいる同じ作業療法士の人数の少なさから役職に就きやすいといった理由、もう一つは施設基準上、「あと1人作業療法士が必要!」といった場面があったりします。その時は給料が高めの設定で募集されることがあります。

こういう理由は理学療法士にはない、作業療法士のある種の特性でもあります。

まとめ

今回、理学療法士と作業療法士の違いや役割、これから目指すならどちらかを簡単に解説しました。理学療法士や作業療法士は短くても3年は専門学校に通う必要があるため、簡単には決めず、可能な限りのリサーチや就職地のイメージをして決定するのがいいでしょう。

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PT/OT/ST
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人生理学療法士だけじゃない。

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